中高生の皆様へ

医師になろう!

中・高校生のみなさん、こんにちは。ここでは、県内および全国の医療機関、世界の大学と連携して医学教育・臨床・研究を展開している秋田大学医学部医学科の医師育成に関する近況を、日頃よく受ける質問を中心にお伝えします。是非、たくさんの小・中・高生の皆さんが、私たちといっしょに医師を目指していただきたいと考えております。

Q1.医師の資質として重要なことは何ですか? 医学部は6年生まであると聞きましたが、難しい講義がびっしり詰まっているのでしょうか?

平成12年に制定された医学教育目標を示します。

  1. 患者中心の医療を実践できる医療人の育成
  2. コミュニケーション能力の優れた医療人の育成
  3. 倫理的問題を真摯に受け止め、適切に対処できる医療人の育成
  4. 幅広く質の高い臨床能力を身につけた医療人の育成
  5. 問題発見・解決型の人材の育成
  6. 生涯にわたって学ぶ習慣を身につけ、根拠に立脚した医療を実践できる医療を実践できる医療人の育成
  7. 世界をリードする生命科学研究者となりうる人材の育成
  8. 個人と地域・国際社会の健康の増進と疾病の予防・根絶に寄与し、国際的な活動ができる人材の育成

このように、医師と患者さんのみならず、院内・外の医師同志、看護師さん・薬剤師さんをはじめとする医療従事者の皆さんとのコミュニケーション能力や、患者さん中心のチーム医療をまとめる人間力が、知識・技能修得能力と同等以上に医師の資質として重要視され、医学教育の中心となってきております。これらは、それまでの講義のみの体制では教育効果は得られない領域であり、講義数は大幅に削減されました。その分、自分たちで課題の問題点を抽出してグループで討論し、学習を進めていく自己決定学習や、1年生からの各種実習の機会が大幅に増えております。そのために医学部各講座や県内の病院・医師会、医療従事者の皆さんと協力し、実践あるいは現場経験を大切にした教育体制が低学年から推進されております。すなわち、知識の詰め込みのみではなく、変化しつつある状況で自分の知識を応用できる能力や、コミュニケーション能力・人間力の育成が重視されてきているのです。もちろん学習のみでは、これらのバランスはとれません。大学生活では、運動部・文化部などの部活動や、様々な社会活動にも参加し、心身を鍛え、見聞を広げ、幅の広い人間性を身につけることも重要であり、医学生の皆さんは積極的に取り組んでおります。

Q2.医師という職業の魅力について教えてください。

医師には、チーム医療のリーダーとして、地域医療の担い手として、研究者・教育者として様々な道が開けてきます。そして、多くの患者さんのために、さらには次世代の世界人々の健康のために、日本中・世界中の仲間とともに、生涯通じて自分を磨き続けられるやりがいと魅力ある職業です。

小・中・高校生の皆さんには無限の可能性があります。その道を、つくっていくのは、皆さん自身なのです!医師という職業目指して、是非、私たちといっしょにがんばりましょう! 人間力あるたくさんの皆さんと学習する機会を楽しみにしております。

年生実技実習(現在の医学教育では、低学年から臨床現場を経験する機会が増え、チーム医療におけるコミュニケーション能力の大切さを学習しております。また、写真のような様々なシュミレーション教育が充実しております。)